「ダンスと映画」監督へのQ & A VOL.3

上映作品の3名の監督宛に、メール形式のQ&Aをお願いしました。
鑑賞前にお読みいただくと一段と楽しめるかもしれません。
真っ白の状態で鑑賞したい!と思われる方は、上映後にどうぞ!

Vol.3  インバル・オシュマン/イスラエル監督作品「The Cuckoo’s Cry」(2015年)について

 

Q:水野立子 プログラム・ディレクター/JCDN

Q:なぜ京都でダンス映画を撮影しようと思われたのですか?また京都のダンサーとの撮影はいかがでしたか?たくさんのロケ地候補がある中でどのようにロケ地を選ばれたのでしょうか。

私は常に日本の哲学や美学に興味を持っていて、禅や舞踏を学んできました。京都でのクリエイティブなプロセスはまさに夢が実現した瞬間のようでした。この作品は松尾芭蕉の俳句にインスパイアされた作品です。日本のダンサーと共に仕事をすることは素晴らしい経験で、彼らは本当にこの作品に惜しみない努力を捧げてくれました。

Q. あなたは普段は振付家として舞台作品を制作されています。ダンス映画を作ることと舞台作品を作ることの違いは何ですか?

映像のためにダンスを創作する際には、物語を伝えるために映像という方法を使うことができます。これは舞台作品にはないことです。クローズアップなど観客の視点をコントロールすることができます。場所を移動させたり時間軸をずらしたり、ということが映像では可能になる。そこが一番の違いだと思います。

Q:「The Cuckoo’s Cry」では、物語とダンスが共存しています。あなたにとって物語とダンスはどのような関係にありますか?

私のダンス作品では、私はいつも物語を伝えたいと思っています。時には物語は直線的ではないかもしれませんが、そこにはいつもドラマがあるのです。「The Cuckoo’s Cry」では私の夫で小説家・脚本家のヤニッツ・ラヴィと共作しました。

★2015年の制作秘話。動画インタビューはこちらです!