AIR×松山
八戸・三陸・金沢・城崎・松山 →AIR in 松山の未来を探る。
7月8日(土) START 14:00 このプログラムは、終了しました。
松山市地域交流センター(三津浜支所)大会議室
※駐車場は台数に限りがあるため、公共交通機関をご利用ください
参加費無料 (要予約)
アーティストが滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンス(AIR)。作家のための作品制作はもちろんのこと、アーティストが滞在するコミュニティや人、そこにしかない文化や風習と相乗効果を起こしながら、プラスアルファ―の何か面白いことが生まれてくる。
八戸・三陸・金沢・城崎・松山でのこれまでのAIRの試みを聞きながら、ここ松山での未来のAIRの在り方を探ります。
パネリスト:八戸||澤苑美 金沢||黒田裕子 三陸||佐東範一 城崎||田口幹也 松山||徳永高志
ファシリテーター:徳永高志 | 水野立子
プログラム
1部 14:00―16:00
4地域での様々なAIRプログラムの在り方を紹介
八戸/三陸/金沢/城崎
休憩
2部 16:15―17:30
*これからの松山でのAIRを探る
① これまでの松山のアートプロジェクトを紹介
② パネリスト・参加者を交えて、松山での未来のAIRを考える
地元アーティスト・企画制作者、他
鈴木美恵子(シアターねこ)/星加昌紀(振付家・ダンサー)/森幸一郎(映画監督)/山内知江子(アニメーション作家)/yummydance(ダンスカンパニー)
【予約方法】
※ 当日参加も可能ですが、ご予約されている方を優先してご案内します。
※ 予約申込方法
下記①~⑤を明記の上、メール 2017air@jcdn.orgまでお申込みください。
①参加者全員のお名前(フリガナ)②年齢③職業または学年④〒住所⑤連絡先(携帯電話)
こちらからの返信をもって、お申し込みは完了となります。
★ケータイアドレスからのお申し込みの場合は、メール受信設定をご確認ください。
パネリスト
八戸
八戸市中心街から車で30分ほどの旧南郷村にて、南郷アートプロジェクトを実施。アーティストと小学校や地域の音楽家、芸能団体との共同事業を行政とホールとが主催になり展開している。
大澤苑美(八戸市まちづくり文化推進室 芸術環境創造専門員)
ダンス公演でもワークショップでもないダンス事業がしたい! アーティストと地域の新しい関係を開拓したい! これ行政が主催でやってることなの!?とびっくりされたい! 大都市がうらやむようなことを地方都市でやりたい! 突っ走ってきた6年間をお話します。
プロフィール
1983年名古屋市生まれ。東京藝術大学大学院修了。2004〜2006年に、取手アートプロジェクト(茨城県取手市)運営スタッフ。2008年から(一財)地域創造に勤務し「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」を担当。2011年4月より現職。コンテンポラリーダンスを軸に、地域の資源や人を巻き込んで行う「南郷アートプロジェクト」、八戸の工場とアートを組み合わせて魅力の発信をする「八戸工場大学」などのアートプロジェクトの企画運営を担当するほか、八戸市新美術館の建設準備など八戸市の文化行政に携わる。
金沢
「カナザワ・フリンジ」を開催。金沢21世紀美術館を飛び出し、街中のギャラリー・公園・空き家など人々の生活の中に入り込み、アートな視点で金沢の課題・人・場所に取り組むAIR事業を展開している。
黒田裕子(金沢21世紀美術館交流課 プログラム•ディレクター/コーディネーター)
路上生活の記憶を刻む肉体が突きつけるリアリティに観客は自らと向き合う/がん患者や医療関係者とがんについておしゃべり!?/住人の思い出の場所を採取して炙り出す街の別顔/障がい者とともに意識をひっくり返す/金沢郷土料理への偏愛をニューヨーカーのシェフがBENTO BOXに詰めた。お味は?/今年のラインナップです。
プロフィール
音楽家のマネジメントを経て音楽、舞踊、パフォーマンスの国際交流プログラムやイベントの企画制作を行う。2008年より金沢21世紀美術館で広報及び公演・イベント事業制作を担当し、2012年よりダンス、パフォーマンス、音楽を中心とした国内外作品の招聘公演やレジデンス事業、シアターに留まらず美術館内外の空間を活かした交流イベント事業を実施。2014年より美術館から街へ飛び出し、社会との接点の中でアーティストが手法やジャンルを超えた新作の創作を行い発表するアーティスト・イン・レジデンスプロジェクト「カナザワ・フリンジ」をプロデュースしている。
城崎
国内で市営のパフォーミングアーツとしてAIRの理想形だと言えるKIACは、温泉と蟹で賑わう観光業を営む町に位置している。KIACで年間を通じて実施しているAIR事業と、地元の町・人々との共存のかたち。
田口幹也(城崎国際アートセンター 館長兼広報・マーケティングディレクター)
「壮大な稽古場」として2014年にオープンした城崎国際アートセンター。これは滞在アーティストが24時間使える文字通り「大きな稽古場」であると同時に、豊岡市がこれから進んで行く道を探る上での「稽古場」でもあります。アーティスト”も”暮らせる町は、みんなが暮らしやすい町なのでは。芸術による地方創生を標榜する豊岡市についてもお話しします。
プロフィール
1969年 兵庫県豊岡市出身。豊岡市城崎町在住。上智大学法学部卒業。(株)QUICK、日本IBM(株)を経て、危機管理情報サービス提供会社やサッカー専門新聞、飲食店運営会社等の立ち上げに参画。2011年の東北大震災を機に豊岡市に帰郷。豊岡市大交流アクションプランアドバイザー(通称:おせっかい。)として、2013年から「豊岡エキシビジョン」の企画・運営に携わるほか、豊岡市の魅力を発信するための活動を行う。2015年4月より現職。
岩手・宮城
3年前から三陸国際芸術祭を開催し、地元とアジア諸国とを「伝統芸能」というキーワードで結ぶ取り組みを開始。他府県からコンテンポラリーダンサーが集い、地元の人々もダンスプログラムに参加している。
佐東範一(ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事長/三陸国際芸術祭プロデューサー)
2011の東北大震災以来、三陸の郷土芸能に出会い、その面白さと日本の文化の深さにはまり2013年「習いに行くぜ!東北へ!!」開始。2014年からは三陸やアジアの芸能、コミュニティダンス、コンテンポラリーダンスなどを合わせた「三陸国際芸術祭」を毎年行っている。ゆくゆく三陸をアーティスト・イン・レジデンスの大拠点にしたいと思っている。
プロフィール
1980年舞踏グループ白虎社の創立に参加。以後1994年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。1996年アメリカ・ニューヨークにて1年間のアートマネージメント研修。1998年から3年間の準備期間を経て、2001年水野立子と共にNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)を京都にて設立。ネットワーク型NPOとして「踊りに行くぜ!!」を2000年より開始、ダンスファイル製作、コミュニティダンスの普及、ワークショップ・公演のコーディネートなど日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。
ファシリテーター/パネリスト
松山
ダンスの盛んな大学や、全国区で活躍しているダンスカンパニーなども多く、日本の中でトップクラスの町、松山。音楽や美術など他ジャンルのアートともフットワーク軽やかに往来するプロジェクトが町中にある。
徳永高志(NPO法人クオリティアンドコミュニケーションオブアーツ(通称QaCoA)理事長)
公立文化施設の自主事業がわずかしかない松山。その一方で「道後オンセナート」などの大規模プロジェクトも進行しています。小さいながらも粘り強く継続するアートプロジェクトは、地域にどのようなインパクトを与え、地域の文化政策にどのような影響を与えるのか、考えていきたいと思います。
プロフィール
博士(文化政策学)。松山東雲女子大学教員を経て、2004年にNPO法人クオリティアンドコミュニケーションオブアーツ(通称QaCoA)を設立、理事長。松山市三津浜地区を中心に各地でアートプロジェクトを展開する。現在、茅野市民館コアアドバイザーのほか、内子座、淡路人形座のアドバイザーをつとめ、神戸市、松山市、伊予市、久万高原町などの自治体の文化政策にかかわる。慶應義塾大学大学院非常勤講師。著書に、『芝居小屋の二十世紀』(1999年、雄山閣)、『劇場と演劇の文化経済学』(2000年、芙蓉書房)、『公共文化施設の歴史と展望』(2010年、晃洋書房)、『内子座』(2016年、学芸出版社)など。
ファシリテーター
ダンスの盛んな松山にこれからどのようなアートプロジェクトが必要か。各地の特色と工夫のお話しを聞きながら、これからの松山でのAIRの可能性を引き出し、継続していく道を探りたい。また、松山で活動する様々なジャンルのアート関係者が集い、課題や展望をシェアしていくことが重要。
水野立子/みずのりつこ
(グルービズムカンパニー/プログラム・ディレクター・ファウンダー/NPO法人JCDN)
80年~94年舞踏カンパニー白虎社の舞踏手・制作として活動。96年より1年間N.Y.に滞在しDTW、ムーブメントリサーチ等のアーツ・サービス・オーガニゼーションの活動を体験。98年JCDN設立準備室開設に参画。05年日本財団APIシニアフェロー、アジアと日本のダンスネットワーク設立のリサーチ開始。07年~09年「踊りに行くぜ!!」 アジアツアー(タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ベトナム等)を企画・実施する。2011年から国際アーティスト・イン・レジデンス(フィンランド・米国・香港・オーストラリア)、「踊りに行くぜ!!」Ⅱ(セカンド)2010年から2016年などがある。
AIR×Matsuyama
Hachinohe・Sanriku・Kanazawa Kinosaki Matsuyama →AIR in Searching for the Future of Matsuyama
8th July (Sat) START 14:00 This program has ended.
Matsuyama City Regional Comunity Center (Mitsuhama Branch Office)
AIR is an Artist-in-Residence program in which artists make a creation at the location of the residency. Along with the creation of a piece for the artist, something interesting and with a little something special will come into being while having a synergistic effect with the community, people, culture, and landscape that only exists in the area where the artist resides. While hearing about the previous experiments of AIR in Matsuyama, Kinosaki, Kanazawa, Sanriku, and Hachinohe, we will plot the future way of holding AIR here in Matsuyama.
Panelists
- Hachinohe:
- Sonomi Osawa
- / Kanazawa:
- Yuko Kuroda
- / Sanriku:
- Norikazu Sato
- / Kinosaki:
- Mikiya Taguchi
- / Matsuyama:
- Takashi Tokunaga
Facilitator / Panelists
- Takashi Tokunaga
- / Ritsuko Mizuno
Program
Part1 2:00-4:00pm
An Introduction of the AIR programs in 4 regions:
Hachinohe, Sanriku, Kanazawa, Kinosaki
Part2 4:15-5:30pm
*Searching for the AIR program in Matsuyama from now on
1. An Introduction of the Matsuyama project until the present
2. Local artists, planning coordinators, among others thinking of the future of AIR in Matsuyama in conversation with the panelists and participants
Mieko Suzuki (Thater NECO) / Masanori Hoshika (choreographer/dancer) / Kohiciro Mori (movie director) / Chieko Yamauchi (Animation creator) / yummydance (dance company)
Panelists
Hachinohe
Sonomi Osawa / Art Coordinator (City development & culture promotions office of Hachinohe City, Specialist in Arts, Environment, and Creation)
In 2008, she finished her master's degree at the Tokyo University of the Arts graduate school.
During 2008-2011, she worked at the Japan foundation for Regional Art-Activities (Tokyo) and was in charge of supporting contemporary dance programs for local public halls.
Since 2011, she has worked in Hachinohe City, Aomori Prefecture, in charge of the planning and management of art projects utilizing regional resources unique to the community, such as Nango Art Project and Hachinohe Kojyo Daigaku (art project with a factory). And besides, she has played a part in the cultural administration of Hachinohe City and is now involved in preparation of the establishment of a new art museum.
Kanazawa
Yuko Kuroda / Program Director / Coordinator
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
Yuko Kuroda has been producing domestic/ international productions in the field of performance, contemporary dance, and music as well as residency programs and outdoor events, taking advantage of the vicinities of the museum. In 2014 she launched an artist in residency program “Kanazawa Fringe,” where artists are invited to explore the city to conceive and present their new works in relation to our society, in unconventional ways, challenging the physical and psychological boundaries that may exist between genres and established art form.
http://www.kanazawa21.jp
Kinosaki
Mikiya Taguchi /
Director and Head of Marketing and Communication of Kinosaki International Arts Center (KIAC)
Born in 1969 in Hidaka, Toyooka (formerly Kinosaki district). Currently living in Kinosaki, Toyooka. Graduated from the Faculty of Law at Sophia University. Worked for QUICK Co., Ltd until 1994. In charge of marketing and communication at IBM Japan, Ltd. in the at-the-time newly established CD-ROM division. Took part in 2000 in the founding of Rescuenow Inc., a company specialized in providing crisis management services. Participated in 2004 in the launch of El Golazo, the only football specific newspaper in Japan. Involved in several other new projects. Came back to Toyooka after the 2011 Great East Japan Earthquake. Working in current position since 2014.
Iwate Miyagi
Norikazu Sato (NPO Japan Contemporary Dance Network (JCDN) Executive Director / Sanriku International Festival Producer)
He joined the Butoh company “Byakkosha” in 1980 as both a dancer and company manager until it was dissolved in 1994. He studied arts management at the Dance Theater Workshop in New York in 1996 and worked on the Triangle Art Project that toured the United States of America, Indonesia, and Japan. He then founded a non-profit organization, Japan Contemporary Dance Network (JCDN) in Kyoto in 2001. JCDN operates the “JCDN Web Site” which disseminates information about the Japanese dance world and operates the “JCDN Dance Reserve,” an on-line ticket reservation system. JCDN organizes “We’re Gonna Go Dancing!!” (a national tour project) affiliated with performance venues all over Japan since 2000, coordinates community dance, and promotes exchange residency programs with overseas organizations. He serves as chief coordinator of the Japan foundation for Regional Art-Activities and as the dance curator of “Konyoku Onsen Sekai” of Bepp Art Festival.
Facilitators / Panelists
Matsuyama
Takashi Tokunaga (Chairman of the Board of Directors at the NPO Quality and Communication of Arts (QaCoA))
Holder of a Doctorate Degree in Cultural Policy Studies. After being the associate professor at Matsuyama Shinonome College, he established the NPO Quality and Communication of Arts (QaCoA) in 2004, and is the chairman of the board of directors. He is developing arts projects in several areas with a focus on the region of Mitsuhama in Matsuyama city. Currently, he works as a core advisor at Chino Cultural Complex as well as being an advisor for the Kabuki Theater Uchikoza and the Awaji puppet theater, and he is also involved in the cultural policies of the local governments of Kobe city, Matsuyama city, Iyo city, and the town of Kumakogen. He is a part-time instructor of the graduate school at Keio University. He has published a number of books including The History of Traditional Playhouses Shibaigoya in Twentieth Century(1999, Yuzankaku Publishing Company), The Cultural Economics of Theaters (2000, Fuyushobo Publishing Company), The History and Future of Public Cultural Facilities (2010, Koyo Shobo Publishing Company), Uchikoza Kabuki Theater (2016, Gakugei Shuppan Publishing Company)
Facilitator
Ritsuko Mizuno (Program Director, Founder / NPO Japan Contemporary Dance Network (JCDN) Groovism Company)
She was a dancer and manager of the Butoh company Byakkosya from 1980 to 1994 and experienced activities of DTW and Movement Research in New York in 1996. Since she took part in the establishment preparation office of JCDN in 1998, she has been planning JCDN's projects. She started research on the building of a dance network between Asia and Japan as a senior fellow of the Nippon Foundation API Fellowships in 2005, and since then she has been actively organizing dance projects having to do with Asia, such as an Asian four-country tour of "We're Gonna Go Dancing!!" in 2007 and a four-city tour in Indonesia in 2008. Her recent production is “JCDN International Dance in Residence Exchange Project” (Finland, Hong Kong, U.S, Australia) an annual project since 2011, and “We`re gonna go dancing!!”II (2010-2017)